書評

書評「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」で見る、見えない資産の作り方

こんにちわ、さくさくといいます。

サラリーマンをしながら自分自身にとって豊かな生活を送る為の勉強をしています。

今回は、ペンネーム「ふろむだ」さんの書籍「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」で考えられる資産形成の話をテーマに進めていきたいと思います。

この本では「錯覚資産」という資産を有効に活用するためには、という観点で書かれた本だと感じました。その錯覚を構成しているものとして、人の思考の錯覚「認知バイアス」というものがあるので、まずはそこから触れていきたいと思います。

認知バイアスとは

勘違いさせる大きな要因として有名な「認知バイアス」という言葉があります。「認知バイアス」というのは認める・認めないに関わらず誰しもが持ち合わせています。その認知バイアスにはいくつか種類があり本の中でいくつか触れられいたので、まずはその前提を知識をいくつか共有させていただきます。

ハロー効果

ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。効果としてはプラスに働くこともマイナスに働くこともありうるものです。

少数の法則

統計的には、試行回数が少ないにもかかわらず、それが正しいと思い込んでしまう心理のこと。統計的に無知な人がこのような思考になってしまうかというと、そうでも限らないということが言われている。

偶然性を誤解するのは、統計的に無知な被験者だけではない。経験豊富な心理学者の統計的直観を調査したところ、「少数の法則」と呼ぶべきものが根強く信奉されていることが判明した。

(ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか?ダニエル・カーネマン (著), 村井章子 (翻訳))

感情ヒューリスティック

人間は、好きなものに対しては、そのリスクを過小評価する傾向があり、嫌いなものに対してはメリットはほとんどないと考えること。

一貫して偏ったストーリーを真実だと思い込む

すべての情報を与えられるより、一貫して偏った情報だけを与えられる方が、魅力的で説得力があり正しいと感じること。

認知バイアスを引き起こす3つの特性

認知バイアスを引き起こす特性としては、私たち人間の脳が求めている動きによるものということで説明されていました。

  • 過剰に一貫性を求める動き
  • 過剰に原因を求める動き
  • 過剰に結論を急ぐ動き

説明を聞くと、確かに自分の思い込みというのは、過剰かどうかは別にして脳が心地よくなる動きが影響しているということは感覚的にわかる。

私自身も一貫性があるほうが、すんなり受け入れやすいことが多いし、結果に対して原因は明確で分かり易くあって欲しい、何よりも結論は早く出てほしい

これは、あらゆることに当てはまると思えませんでしょうか。

私自身も素直に、これらを受け入れるということは、他の方もそうなのかもしれないと思えるのです。

これ自体が認知バイアスによる影響だと考えるべきですが、そのように考える要因として認知バイアスを知っておくことが重要なのかなあと思いました。

最後にまとめ

本の具体的な内容については、是非購入して読んでいただきたいのですが、私自身はこの錯覚資産という認知バイアスは人生を豊かにするうえで、重要な役割を担うものと感じられました。ポイントとして二つにまとめさせていただきました。

  • 自分にとってプラスとなる錯覚を他者に感じてもらえる行動を続けることで、自分が本来持ち得る実力以上の能力を持っていると感じてもらえるようになることや、お得なことがあるかも。
  • 他者の期待に応えるということではなく、あくまで自分の求める有利な状況を作ったり、有利な状況に近づいたりすることに利用するという視点で活用されるのことで、それ自体が資産になる。